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2007 07,14 15:39 |
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「眞白君?」
眞白はどのぐらいヒロムを支えていたか分からなかったがヒロムが大丈夫そうになったので手を離してヒロムに聞いた。 「藍川気が付いた?大丈夫?」 「うん 大丈夫」 眞白はほっと胸をなで下ろした。そしてもう一つ質問した。 「そっか良かった じゃあ帰ろうか 藍川一人で歩ける?」 眞白がそう聞くとヒロムは、うん一人で歩けるよ、と言い眞白に背中を向けて歩きだした。眞白は安心して歩きだしたヒロムを見ていたのだが案の定、ヒロムは足がふらついて後ろに倒れようとした。 「危ない!」 そういって眞白はヒロムの元へ走り、間一髪のところでヒロムのことを後ろから抱き抱えて押さえた。 「あ…ごめん」 ヒロムは眞白に謝った。眞白は、いいよ、といって 「無理しなくていいよ藍川 今日は僕がおんぶしていくよ」 と続け、ヒロムを自分の背中に乗せて歩きだした。歩き出すと疲れていたのかヒロムはすぐ夢の世界へ落ちていった。その顔を見ながら眞白は呟いた。 「ごめんな ヒロム」 眞白は自分のせいでこうなったヒロムに謝罪した。そしてその顔を見続けているともう一つ新たな感情が湧いてきた。 ーーこいつの全てを、守りたいーー PR |
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