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2007 07,19 00:27 |
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キスをするために眞白はヒロムの顔に自分の顔の高さを合わせた。そしたらヒロムは目を閉じた。眞白は少し恥ずかしかったからそうしてくれた方がうれしかった。そして眞白は覚悟を決めて目を閉じているヒロムに分かるようにもう一度言った。
「いくよ…」 そう言って眞白はヒロムに自分の唇を重ねた。軽く口付けるだけのつもりだったがヒロムの唇がとても柔らかかったからヒロムの頭の後ろに手を回してヒロムを引き寄せてみた。そしたらヒロムは少しピクッと反応したが拒否してこなかったのでそのままにした。しかし眞白はそれで逆に物足りなくなってヒロムの唇を少し舌で空間を作った。そこに自分の舌を入れてヒロムの前歯をなぞってみた。ヒロムはさっきより大きく反応して足の力が少し抜けたようだったが嫌がらなかったのでもっと奥まで入れてみた。ヒロムの舌に自分の舌を絡めた。ヒロムの唾液が自分の舌に付いた。自分の唾液がヒロムの口にはいった。眞白はたまらなく嬉しかった。 そんな深いキスをしていたら二人とも呼吸が苦しくなってどちらからともなく口を離した。その途端ヒロムが眞白に倒れかかってきた眞白はヒロムを抱きしめて頭を撫でて 「ありがとう」 そう呟いた。 PR |
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2007 07,19 00:02 |
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「えっ……」
眞白は驚いた。無理だと思っていても我慢できずに告白したらヒロムは受け入れてくれた。しかし眞白は本当に自分の『好き』が伝わったか確かめるために聞いてみた。 「僕は友達として好きだとか言ってるんじゃないんだよ 僕は君を……愛してるよ」 そう聞いたヒロムは少し眞白を見てまた胸に顔を埋めて言った。 「僕も…そういう意味で言ったんだよ……」 眞白は驚きと嬉しさと少し疑った思いで何も言うことが出来なかった。ヒロムは続けた。 「さっき言ってたけど…階段で倒れた日に眞白君に病院まで連れって行ってもらったでしょ あの日から眞白君が頭から離れなくなったんだ…僕も眞白君のこと……愛してるよ」 ヒロムは顔を真っ赤にして言った。眞白はやっとヒロムの言ってることを信じられて 「ありがとう」 そう言った。 それを言った後少し間を置いて眞白は言った。 「藍川…」 ヒロムはそれを聞いて、なに?、と返した。それを聞いたら眞白は言った。 「……キス…していい?」 ヒロムはすごく恥ずかしそうにしていたが答えた。 「…いいよ……」 眞白はそれを聞いて少し覚悟を決めたようにして言った。 「じゃあ…いくよ」 |
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2007 07,18 23:16 |
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「そ…そんなことないよ」
眞白に誉められたことと抱きしめられている状態の二つでヒロムは頬を紅に染めながら言った。眞白はそれを聞いて少し首を横に振って言った。 「藍川さ この前の夜のこと覚えてる?藍川が階段登りして頂上で僕に会った途端倒れた日」 眞白の問いかけに、うん 覚えてるよ、とヒロムは返した。そういうと眞白は 「あのとき藍川は怪我してたろ?そんな時でも練習するなんて…僕には絶対できないよ それに昨日の王華戦の時の岩熊さんのことだってさっきのことだって…藍川は僕なんかより何倍も強いよ」 そう言った。ヒロムはそのせいでまた少し頬を紅くして言った。 「でも…僕なんか眞白君よりぜんぜん卓球弱いし…運痴だし……」 眞白はそれを聞いて 「そんなに熱心に練習してれば僕なんか追い抜くよきっと…すぐ」 そう言った。ヒロムはそれ以上なにも言わず抱きしめられている眞白の腕に顔を埋めていた。そして眞白は続けて言った。 「僕はそんな藍川の成長を……一番近くで見ていたい」 そう言って少し間をおいて言った。 「僕は…藍川が好きだ」 それを聞いたヒロムは振り向いて眞白の胸に顔を埋めながら言った。 「僕も…眞白君のこと好き…だよ」 |
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2007 07,18 22:32 |
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「じゃあ俺ここで降りるわ じゃあな」
そういって山雀輔はバスから降りた。バスの中には藍川ヒロムと眞白裕也そして数人の客がいる。なぜ三人はバスに乗っていたかというと、王華学園との練習試合で眞白は自分の都合で我が儘を通して試合にでて負けてしまい、部に居辛くなってしまい、どうしていいか分からなくなっていたところを二人で眞白を久勢北に引き戻しにいった、その帰りである。眞白は久勢北に戻ってくることになったのだが先ほどの口論のせいか、ヒロムと眞白の間には微妙に話しにくい空気が流れていた。 そんな風になにも話さずにいたら二人が降りるバス停に着いていた。二人がバスを降りると周りはもう闇に包まれ始めていた。二人が歩いている道には二人以外誰もいない。そんな中無言のまま歩いていると、何かを決心したように眞白が口を開いた。 「ねぇ藍川 さっきは…ありがとう」 そう眞白は言った。ヒロムは、うん……、と返答に困っていた。その時、ヒロムは後ろから眞白に抱きしめられた。 「眞白君!?」 そうヒロムは驚いた。眞白はヒロムの驚いた声を聞いた後少し腕に力を込めながら言った。 「藍川は強いね…僕なんかより…ずっと……」 |
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2007 07,14 15:39 |
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「眞白君?」
眞白はどのぐらいヒロムを支えていたか分からなかったがヒロムが大丈夫そうになったので手を離してヒロムに聞いた。 「藍川気が付いた?大丈夫?」 「うん 大丈夫」 眞白はほっと胸をなで下ろした。そしてもう一つ質問した。 「そっか良かった じゃあ帰ろうか 藍川一人で歩ける?」 眞白がそう聞くとヒロムは、うん一人で歩けるよ、と言い眞白に背中を向けて歩きだした。眞白は安心して歩きだしたヒロムを見ていたのだが案の定、ヒロムは足がふらついて後ろに倒れようとした。 「危ない!」 そういって眞白はヒロムの元へ走り、間一髪のところでヒロムのことを後ろから抱き抱えて押さえた。 「あ…ごめん」 ヒロムは眞白に謝った。眞白は、いいよ、といって 「無理しなくていいよ藍川 今日は僕がおんぶしていくよ」 と続け、ヒロムを自分の背中に乗せて歩きだした。歩き出すと疲れていたのかヒロムはすぐ夢の世界へ落ちていった。その顔を見ながら眞白は呟いた。 「ごめんな ヒロム」 眞白は自分のせいでこうなったヒロムに謝罪した。そしてその顔を見続けているともう一つ新たな感情が湧いてきた。 ーーこいつの全てを、守りたいーー |
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